
身近な親族や親しい友人が、目下ガンと闘っている。
肺ガンが二人、前立腺ガンが一人である。
ほぼ同世代だが、中には50代半ばもいる。
その人たちのこの細胞との「闘い方」はそれぞれ異なるが、いろいろ教わる中で私なりに気付いたことが少なからずある。
その道の権威といわれるいわゆる名医の意見もまちまちなように思う。
ある名医は「早期発見」「投薬・手術」とそのための「健康診断励行が必定」とアドバイス、別の名医は「投薬・手術の効果は疑問」と説く。
基本的には、やはり長寿社会からもたらす病弊であり、一方で「健康診断」の普及、「検査技術の発達」さらには「治療・投薬方法の改良」が大きく関与しているのであろう。
私自身は、ものぐさのせいではないが、「健康診断」や「人間ドック」を敬遠しており、投薬や手術もなるべく避けて70有余年の歳月を生きてきた。
子供の頃は、どちらかというと虚弱体質で、流行性脳脊髄膜炎や扁桃腺炎、アデノイド肥大、黄疸などで、学校を休むことが多く、「この子は無事育つだろうか?」と両親や祖父母たちもやきもきしていたとのことである。
ただ、小学校も高学年に差し掛かると、野球や相撲さらには喧嘩などで飛び回るようになり、厳格な校長で寡黙な祖父から、ランドセルの背中に向かって「光ちゃんは学校が好きか?何しに行く?」と声をかけられ、「好きだよ。喧嘩しに行くんだ」と答えながら玄関を飛び出していった腕白盛りの懐かしい思い出もある。
中学、高校、大学になると卓球や柔道、水泳などの部活でも結構活躍するようになり、その後は病気とのかかわりは大学卒業直前の盲腸炎手術以外これといってない。
定期健診をやらない割には、体調管理には平素からかなり意を砕いており、「早寝早起き(9時半就寝、5時起床)」を励行、この30年間は毎朝自宅周辺を1時間近く散歩し、万歩計で「一日一万歩」をチェックしている。
また、体調がいまいちと自覚すると自宅や職場近くの内科医にいち早く足を運んでおり、その面では結構ナーバスではないかと自己診断している。