社長ブログ

出来事

将棋の「ABEMAトーナメント」にはまる

投稿日:2022年2月14日

将棋は幼児から指しているがあまり強くなく、どちらかといえば囲碁のほうがまだましである。ただ、このところ藤井竜王の誕生で将棋界が大人気を博し、将棋番組やYouTubeを観ることがやたらと多くなった。

こんな毎日であるが、そんな時に出会ってはまっているのが、掲題の「ABEMAトーナメント」である。チェスのクロックを使った「超早指し」と呼ばれるごとく、目まぐるしく展開する駒の動き、熱いバトルに目が離せない。

簡単に説明すると、3人一組でプロ棋士たちがトーナメント形式で戦う「団体戦」であり、それぞれ「羽生チーム」やら「藤井チーム」やら総勢15チームがあり、それぞれのチームはおおむね同世代とか親しい仲間で構成されている。対局中は「控室」があり、ハチマキはもちろん、サイン入りの大きなうちわを持ち出したり、そろいの浴衣や羽根を付けて気合をそろえるチームも続出、応援合戦もとても面白い。

持ち時間が各自5分と極めて短く、チェスのフィッシャールールというのが適用され、極めて早く差すと持ち時間がむしろ五秒加算されてくる面白い仕組みである。

羽生君や藤井君といったトップ棋士が常勝するとは限らない。初盤、中盤は「振り飛車」や「中飛車」、「角交換」さらには「穴熊」といった常套手段が目立つが、終盤になるとこうしたオーソドックスな読み筋・素人手筋は影を潜め、駒の動かし方がとてつもなく早くなる。もちろん「千日手持ち込み」や「差し歩詰め」は「負け」である。最後は土壇場で「王」が「センチのやり(香車)で、ぐうの根を止められぎゃふんとなり、悔しがることこの上ない」といった生々しい場面も見られ(表面は極めて冷静さを装っているが、内面の悔しさは半端ない)、勝負師たちの生の姿が手に取るようにみられ、将棋という勝負事の厳しさや盤上に繰り広げられる棋士たちの生の姿に知らぬ間に引き込まれている。

今回の第四回トーナメントでは、予選リーグでの藤井竜王チーム(最若手集団)と三浦九段チーム(シン・ミレニアムと自称してやまない中堅実力者集団)との対戦がとても面白く、時間の経つのが惜しいくらいであった。若手精鋭集団の藤井チームが勝ち進み、この第四回では見事栄冠をものにし10百万円の賞金をものにした。
ちなみに両チームのメンバーは以下の通りのつわものである。

藤井チーム・・・藤井竜王、高見七段、伊藤匠四段(藤井と同い年の若手ホープ)
三浦チーム・・・三浦九段、本田五段、高野五段

このほか、かって将棋界のすべてのタイトル(八冠)をほしいままにし美しい妻(元女優)をめとり一世を風靡した羽生永世名人率いる「羽生チーム」という初老精鋭集団に、これまたファンの多い逆転技を得意とするひょうきんものおじさん集団の「木村チーム」にも熱い視線が注がれ、それぞれ若手のスピード戦にも臆せず持ち味を発揮した好勝負が随所に展開されている。

YouTubeでも広く紹介されているので、将棋ファンはもとより、囲碁やチェスなどゲームファンにもおすすめである。

-出来事

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

花の38年組

日銀時代の先輩にはいろんなところで様々な形でお世話になった。 特に4年先輩の昭和38年組の方々には、「最若手の本店勤務先輩」ということもあり、新人研修中の42年組の我々は、配属先人事部研修課の肝いりも …

地域の先達との出会い

 最近は地域の人たちとの交流が増え、とくに8年間リハビリもかねて汗を流した「太極拳」や10年以上続いている「ラジオ体操」での仲間たちとの出会いは、時に人生の先達として教わるところも多く楽しみにしている …

アキレス腱の教え

毎朝、一時間近くの散歩を続けているが、かれこれ30年近くになる。 平成が始まって間もないころ、北海道は釧路に住んだことがある。日銀の支店長として赴任していたが、当時地域の銀行団のソフトボール大会がさか …

初のシンガポール旅行

年末の休みを利用して、初めて近代国家に変貌したシンガポールに足を踏み入れた。 世界最大級の国際空港を降り立つと、ほどなく近代都市のビル群が目に飛び込んできた。 アジアの金融メッカは今も勢いを失わず、1 …

あるベンチャー経営者のちょっといい話

今から3~4か月ぐらい前のことである。 「今年の冬は暖かいね。この分だと桜の開花も早そうだね」と、会社のスタッフとのんびりそんな会話を交わしていたとある日の午後、取引先の社長さんのご紹介で、あるベンチ …