
この2月は寒い日が多く、雪に見舞われることもあったが、その週末は久しぶりに穏やかな一日となった。
東西線神楽坂駅から徒歩一分、音楽の友ホールで「昌平コール・アブサンズ」という名のささやかな混声合唱団の演奏会があり、所属する娘(中・高・大・社会人と合唱部)の誘いもありワイフと足を運んだ。
「どうせアマチュア合唱団の趣味の場だろう」と高をくくっていたが、それがなかなかどうして、素人なりに結構な演奏で、しばし引き込まれ時間のたつのが惜しいくらいであった。
指揮者は東京芸大声楽科卒、ピアノは桐朋学園大ピアノ科卒の何れも本チャンで、当初神田の昌平小学校PTAメンバーが集まって始めてから、今年で20周年を迎えるという。
団員もチャーターメンバーの多くは還暦を超え始めているが、それなりに若返りも進み、ソプラノ、アルト、テノール各5人、バス4人、計19名の混成メンバーの声量もなかなかのもので、まさしく美酒「アブサン」の豊潤な香りを漂わせるほどであった。
今年で5回目の演奏会だが、ファンの輪が次第に広がり、会場に並べられた300人分の椅子席がほぼ満杯となっていた。
演目は以下の通り3つのステージに分かれていたが、それなりに工夫されており、聞き覚えのある曲目が多く、楽しいひと時となった。
(第1ステージ)
「一番はじめは」・・無伴奏混声合唱団のための7つの子ども歌より
「南海にて」・・日本民謡による混声合唱のためのコンポジション「南へ」より
(第2ステージ)
混声合唱組曲「水のいのち」・・・①雨
②水たまり
③川
④海
⑤海よ
(第3ステージ)
朝ドラテーマ曲より
「若い広場」・・「ひよっこ」(1017年)主題歌(作詞、作曲桑田佳祐)
「いのちの歌」・・「だんだん」(2009年)主題歌(作詞Miyabi、作曲村松崇継)
「365日の紙飛行機」・・「あさが来た」(2015年)主題歌(作詞秋元康、作曲角野寿和・青葉紘季)
「晴れたらいいね」・・「ひらり」(1992年)主題歌(作詞、作曲吉田美和)
「ありがとう」・・「ゲゲゲの女房」(2010年)主題歌(作詞、作曲水野良樹)
最後のアンコールの2曲もなじみの深いもので、満員の聴衆の拍手がしばらく鳴りやまなかった。