
平成が間もなく31年で終わろうとしている。
激動の昭和は倍近く64年続いた。先の世界大戦のさなかに生まれ、学生運動はなやかなり
し頃、京都大学経済学部の門をくぐった。
学部のゼミ仲間とは卒業後も頻繁に会っていたが、入学間もない教養課程時代に同じクラ
ス(EI)で机を並べた仲間とはなかなか出会うことがなく、先日半世紀ぶりに再会した。
東京在住の10名近い仲間が集ったが、「久しぶりだなー」と言いつつもすぐには名前が出
てこない。
しばらくすると顔と名前が一致、「元気か?」「どこに住んでる?」「今は何してる?」
と屈託ない話が途切れない。
そのうち「当時仲の良かった田辺君はどうしたかな?」と聞くと、彼と同じゼミで親しく
していた小田君から「数年前に亡くなってなー」とのこと、また「長身でかっこよかった
青木君は?」と尋ねると、やはり青木君と同じゼミの桂君から「海外暮らしが長く、アメ
リカ人と結婚したがいつのまにか連絡が取れなくなった」といった寂しい話も出てくる。
総勢55名のクラスだったが消息が分からない者も増えてきている。
それでも、この数年でこのクラス仲間たちの集まりも増え、その輪が次第に広がりを見せ
てきているようだ。
今回の集いも、そんな動きが広がる中で、こちらにも声がかかり東京駅にほど近いホテル
の中華料理屋で夕刻ビールやウイスキーを飲みながら旧交を温めるところとなった。
久しぶりの再会とあって、これまで歩んできた現役時代の苦労話や老後を迎えてからのめ
り込んでいる趣味(囲碁、俳句など)や健康にまつわる話などが続いていたが、何しろ意
気軒高な学生時代を過ごしてきた論客ぞろいとあってアルコールが進むうちに次第に時事
問題とりわけ外交面でのホットな議論にまで飛び火、時のたつのを忘れてしまうほどであ
った。
あまり飲めない小生をみて「医者に止められているの?」と気遣ってくれたが「いや、見
かけによらず飲めなくて、現役時代は同期3下戸の1人と冷やかされていたほど」と生ビー
ル一杯の後はいつものようにウーロン茶をお代わりする始末。
結構な飲み手もおり、さすがに全盛期に比べると酒量は落ちたといいつつハイボールを何
杯も注文、会計係の幹事がやきもきしていたが、何とか予算の範囲内で収まりほっとして
いた。
次回は、もう少しほかの仲間にも声をかけ、お茶の水駅にほど近いホテルでランチタイム
に集まろうということになり、この日の楽しいひと時は予定時間を大きくオーバーしてお
開きとなった。