
年初早々、東京ドームで「ふるさとの祭りと食」の祭典が開催された。
京都北部の福知山で小学校時代を共に過ごした友人から、「東京ドームで福知山の高校生が『福知山音頭』を踊るので、時間のある人は足を運んでは?」とのお誘いメールが入ってきた。
東京ドームの本舞台で太鼓や三味線の音に合わせて踊る、「福知山出て長田野を越えて 駒をはやめて 亀山に・・・」あの踊りが見られるのか?
幸い週末のいい時間にやるらしい。何とかやりくりして足を運んだ。
ドーム球場内に特設された舞台は小さいのと大きいのと二つあり、遅くなるとリハビリ中の体にはきついので、昼間だけの小さいので我慢した。上京してきたと思われる保存会の浴衣と菅笠姿の面々が、三味線と尺八の音色に合わせ、全国的にも難しい振り付けを難なくこなす姿に感動した。
観客席の隣では、やはり浴衣姿の福知山の女子高生二人が手拍子で振り付けを見習いしつつ、スマホを駆使して舞台の踊りを熱心に撮影していた。
夕刻の大きい舞台を観賞した友人たちは、高校時代まで福知山で過ごし、なかには今も親族や友人たちが住んでいるとあって、故郷への思い入れはとりわけ強く、フルコースでたっぷりと観賞、上京中の地元市長さんたちにも挨拶して帰ったらしい。
後ほど観賞記がメールされてきたが、一様に「故郷に思いを馳せ、こみ上げるものがあった」とか「特に高校生たちの太鼓姿に打たれ、目頭が熱くなった」といった感想であり、ハーフで帰り残念な思いがした。
この踊りは、そもそも故郷の城主である明智光秀をしのんでのものであり、福知山城築城の際の掛け声「やっこらせ」「とこどっこいどっこいせ」などが入っており、城主光秀とは切り離せない。
目下NHK大河ドラマで放映中の「麒麟が来る」は光秀が主人公で、先日の初回放映では「大河としては『真田丸』以来4年ぶりに視聴率が19%を超えた」とのことで、ほっとするとともに福知山仲間たちの高揚ぶりが目に浮かんできた。