
以前は明治神宮や川崎大師にまで足を運び、なんと2~3時間の行列もものともせず、参拝していた初詣だったが、最近は老境に入り近場で済ませることが多くなってきた。
最寄りの地下鉄東西線で門前仲町駅を降りると、ほどなく富岡八幡宮があり、お隣の深川不動尊も一緒にお参りし、参拝の後「開運厄除」の守護矢を買い、おみくじを引くのが習わしとなっていた。
いつもの富岡八幡宮は例の大事件もあって、今年はさすがに敬遠、どこにしようか、パソコンで「初詣の穴場」を探し出し、西新井の大師様を初めて訪れることとした。
駅からほど近いが、その割に混雑が少なく、行列も30分ほどで済んだ。
東武伊勢崎線の西新井駅から大師駅まで、新たに切符を買うこともなくスイカでそのまま改札を通りすぎることができるのも至便であった。
昼時とあって、沿道に所狭しと並ぶ屋台で焼きそばと甘酒でそそくさと青空ランチを済ませ、北風で冷えた体を喫茶店の熱いコーヒーでしばし温めた後、東武線、日比谷線、京葉線と乗り継いで帰宅した。
電車の中も混雑はなく、シルバーシートに腰を掛けながらののんびりとした外出であった。
かつて、新宿区の西落合というところに住んだことがあり、近くに「新井薬師」という初詣の適地があったが、「西新井大師」と「新井薬師」は似た名前だが、前者が西に位置するとは思えず果たしてどういう関係になるのか?
その分野に詳しい知人に尋ねたところ「ともに総持寺系の神社仏閣ではあるが、前者は弘法大師空海の流れを汲み、後者は目の悪い人が参拝するお薬師さんである」ともっともらしい解説であった。
来年の初詣はどこにするか、富岡八幡宮は果たして厄払いも済み、再び訪れることができるのか?
ちょっとした心配をしながら今年の初詣の神事は終わった。