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「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」を観る

投稿日:2024年3月18日

久しぶりにゴジラ映画を観た。

ゴジラやキングコングはこれまで正義の味方として描かれていると思い、そんな映画か?と予想していたが、全く反対で、ゴジラはとんでもない怪獣で終戦直後の貧しい日本人に襲いかかり、焼け野原の都心を逃げ惑う人々の人命救助に果敢に挑戦する若者たちを描いた感動物語で、涙なしにはみられない。

主人公の特攻隊パイロット上がりの敷島(神木隆之介)には、「生きたい」という気持ちが根底にあるが、「南の島に散っていった仲間の手前、生きていていいのか」という問いかけに悩み抱える難しい役どころを、気鋭の神木が見事に演じており、かってみた「永遠のゼロ」で演じた苦悩する特攻隊脱出パイロット役の岡田准一を思い出した。

帰国した敷島は、焼け野原で右往左往しつつも、血のつながらない孤児を抱える貧しくも美しい典子(浜辺美波)母子を支えながらなんとか暮らしているが、彼女の真綿のようなぬくもりにいつしか心惹かれていき、二人連れだって銀座の壊れたビル街で買い物中に突如ゴジラに襲われ、敷島を助けようと典子はビルの下敷きになる。

敷島宅の隣に住む家族全員を失った孤独な澄子(安藤サクラ)は、若い二人の幸せを祈って陰に陽に手助けしており、名わき役安藤の好演も見逃せない。

このほか、ゴジラに挑戦する艦船乗組員で兵器開発技術者として「男はつらいよ」や「北の風から」など数多の名画で一世を風靡した吉岡秀隆がやはり脇役を好演、彼が巨獣ゴジラに立ち向かう激闘シーンも見逃せない。

いくつも感動場面がちりばめられた、迫力満点のゴジラ映画だが、どんでん返しの心温まるラストについては、ここではあえて触れないほうがよかろう。

なお、直近の情報では、本場ハリウッドのアカデミー賞有力候補に、この「ゴジラ-1.0」のほか、役所広司の「PERFECT DAYS」と宮崎駿のアニメ映画「君たちはどう生きるか」の3作品がノミネートされているとのことで、海を越えての日本映画の活躍に拍手喝さいしているところである。

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