
このところ、周囲の同世代70~80台の老婦人たちの間で、麻雀人気が高まってる。
かつては麻雀と言えば、サラリーマン男子の娯楽で最も人気があり、「会社に行く日数よ
りも麻雀の日のほうが多い」といった話もよく聞いた。
ところが、最近のサラリーマン男子の間ではマ―ジャン人気はすっかり影を潜め、ひそか
に人気が出ているのが「シルバーレデイのマージャン人気」である。
いくつかの事例をご紹介したい。
(その1)同じマンションの住人たち
新浦安のマンションに住んでいるが、ここには「長話会」というシルバー会がある。60歳
以上になれば誰でも入会できるが、60台は「まだまだ若い」らしく、70~80台の人が多い。
この会のメンバーで月に数回平日の午後のひととき一組の麻雀仲間が集っており、男性は
1人、女性が3人という組み合わせで、「点数の数え役」男性はまさしくキーマンである。
最近、さらに一組増え、やはりキーマン1名が加わり、他6名オール女性陣というにぎや
かさのようだ。
(その2)太極拳仲間
週末になると近場の舞浜体育館や市営公民館を借りて太極拳で汗を流しているが、このメ
ンバーたちとランチタイムを一緒にすることが多い。
やはり70~80台の人が大半であるが、時々ランチもそこそこに帰り急ぎするご婦人方がい
るので「どうしたのですか?」ときくと、恥ずかしそうに「これから麻雀なんです」との
答えが返ってくる。
やはり男性は1人、女性3人というメンツになることが多いらしい。
これらシルバーレデイ麻雀は、いずれも「賭けはしない」「十分に考えながらなるべくゆ
っくり楽しむ」「自動卓は使わず、必ず手で混ぜる」「昼過ぎから始め、夕方にはお開き
とする」といった暗黙の了解事項があり、引っ張りこまれる黒一点の男性には、忍耐と寛
容が求められる。
それでも、常連の老紳士に聞くと頬を緩めながら「手が触れ合うスローマージャンもなか
なか楽しいですよ」とのことである。
ランチを一緒にするシルバーレデイたちからは「一度やりませんか」とやんわりと誘われ
ているが、まだ決めかねている。