社長ブログ

出来事

切り花へのささやかな挑戦

投稿日:2020年6月29日

最近、花便りがメール(添付フォト付き)などで時々届く。

以前転勤族のころ、小さな庭のついた田舎の社宅に住んでいたが、この時期になるとキュウリ、なす、トマトなど夏野菜の苗を買い込み、「庭仕事」と称して土いじりにいそしんでいたことがある。あのヘルマンヘッセの思索の名著「庭仕事の愉しみ」に触発され、本コラムで駄文を掲載したところ、同好の士からいくつか示唆に富んだレスがあったりしたが、今となっては「そういえばあんな時もあったなー」といった程度の往時のささやかな思い出のかなたにある。その後老境に差し掛かり、首都圏に終の棲家をもとめ、マンション住まいとなったため、土いじりができなくなり、やむなく書斎に小さな鉢植え(ポトスなど)やブリザードフラワー、光触媒の「Saien Art」もの(室内清掃兼用)などを並べて何とか目の保養に努めているが、このコロナ騒ぎの中で先日の「母の日」に子供たちからの便りが途絶え気味のワイフにカーネーションの「切り花」(投げ入れ用)を何本かプレゼントしたところ、これが意外にも好評で今も白い陶器の花瓶の中でいくつか花びらを開かせており、「切り花」も結構捨てたもんではないと自画自賛、購入した花屋さんの若者(男性、あまり詳しくない)に「この時期はどんな花がいいか?」「どうすれば花が長持ちするか?」など、素人なりの質問をぶつけつつ楽しんでいるところである。

彼の勧めで先日「アジサイ」の切り花投げ入れに挑戦したところ、花瓶の設置場所やメンテの拙さのせいか日持ちが悪く、早々に「花弁、茎、葉っぱもろとも、古い新聞紙にくるまれお蔵入り」のやむなきに至った。

後日、この若者に「アジサイは早々としなびてしまったが?」とぼやいたところ、「それではひまわりはどうでしょうか?」と安直な勧めがあったが、むしろ「ひまわりは花びらが落ちて、後のメンテが大変」と反論、「そんな大きな花よりもむしろ小さなコスモスやロシアンセージのほうがいい」と、ベテランならでは長年の苦労話を織り交ぜつつ、何とか老いの一徹を通してもらったところである。

花屋の店員には若いスタッフが多いが、概して勉強不足でなかなかいいアドバイスがもらえないので、やむなく「切り花長持ち液」なる安直な優れものを発見、早速購入したところ、件の若者が「これから暑くなるので、花瓶の中に氷を入れるのも結構いいみたいですよ」とこっそり教えてくれた。次のチャンスにはこの手軽な「氷作戦」に挑戦してみようと思いつつ、近場の花屋の前を時折うろついている今日この頃である。

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