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ホリエモン作品の好著

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 ホリエモンつながりで、数多の作品中気に入った好著をご紹介したい。
タイトルは、あの落合陽一君(東大学際情報学博士)との共著「10年後の仕事図鑑」である。「新たに始まる世界で君はどう生きるか」目次を並べるだけでワクワクする。

ここで堀江貴文君は次のように執筆の動機をつづる。

「僕は、未来のことを考えるのは嫌いだ。未来に怯えるくらいなら今を懸命に生きるのが大事だと思っている。本書は、皆さんが激動の時代を力強く生きていってほしいとの願いを込めて、盟友落合陽一君とともに筆をとった」とのこと。

以下、各チャプターのコメントを列挙する。

1、 激動の時代を生きるあなたへ
2、 すべてが逆転するこれからの働き方
3、 なくなる仕事、変わる仕事
4、 生まれる仕事、伸びる仕事
5、 お金の未来
6、 日本の幸福と社会について
7、 ピュアな情熱に導かれた「自分の人生」を生きよ

7つの項目は刺激的ながら示唆に富んだものとなっている。

博識の二人は、随所で歴史、文化、哲学、科学など深くて広がりのあるグローバルな視点から若者への羅針盤を大胆に示しており、効果的なイラストのほか要所要所にカラーペンを入れ、ポイントをわかりやすく解説するといったきめ細かい配慮もしている。
人生100年、AI時代をいかに巧みに乗りこなしていくか、その手綱さばきにも触れており、刺激的な側面は否めないが、考えさせられところは少なくない。

本著は2018年の初版ながら、すでに超AIやドローン、暗号資産、宇宙開発といった近未来社会を早々と展望しており、その慧眼に驚きつつ読み進んだ覚えがあるが、二人とも本著のほかにも数多の啓発書を世に送り出している。

かって、著作について彼と議論したことがある。当初お金に関する作品が多かったころ、「ユーグレナという光合成する動物性たんぱく質を有する生き物を培養しており、いずれ世界の貧困問題解決に役立つ」との話を聞き、それを作品にしてはどうか?と話したことがある。なかなか実現しなかったが、その後東大農学部の後輩である出雲君という若者が堀江君のところで「植物ではなく光合成する動物タンパク質を持つゾウリムシのような生物」を培養中で、彼はその後「ユーグレナ」という会社を立ち上げており、堀江君が著作までこぎつけなかったのはやむ得ない事情があったのであろう。その後、とある会合で出雲君に「堀江君との出会いがありよかったね」と話したが、彼は大手企業との協業で事業展開する安全運転の道を選択、世界の貧困問題解決といったノーベル賞級の夢あるビジネスは程遠くなってしまった。

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