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稲盛さんの「盛和塾」解散について

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先日、京セラ創業者のカリスマ経営者稲盛さんが「来年末をもって盛和塾を解散、36年の
幕を閉じる」と公表し、衝撃が走った。
国内外に56(うち海外44)の塾を開講、14千人もの塾生を生んできたという。
理由は「高齢(86才)で塾活動への積極参加が難しくなってきたため」とのことである。
京セラ経営はもとより、第二電電(現KDDI)を誕生させ、JALの再建を見事に成し遂げた
場面でも、ともかく「現場主義」「アメーバ経営」を自ら率先して推進してきた名経営者
ならではの決断であり、その生きざまがもろに伝わってくる。
松下幸之助翁、本田宗一郎さんそして尊敬する小倉昌男さんと優れた経営者から学んだと
ころが数多あるが、稲盛さんからも多くのことを学んだ。
以下座右の書である「考え方」の中から教わったところを列挙してみたい。
まず、この名著の帯には「どんな境遇にあっても、ひたむきに、人間を磨く」とある。子
供の頃結核を患い、旧制中の受験に二度失敗、大学受験、就職試験にも失敗し、一時は「
インテリやくざ」にでもなろうかと失意が続いた青春時代の生々しい教訓が胸に響く。
そのほか本書の1~9の各章では、人生や仕事を考えるときの氏ならでは実践に裏打ちさ
れたメッセージが伝えられており、いずれも含蓄がありこの上なく示唆に富んだものとな
っている。
「大きな志を持つこと」
「常に前向きであること」
「努力を惜しまないこと」
「誠実であること」
「創意を凝らすこと」
「挫折にへこたれないこと」
「心が純粋であること」
「謙虚であること」
「世のため人のために行動すること」
そして終章では「善き思いに満ちていること」と結ばれている。
7~8年前、都内のとあるホテルで稲盛さんの特別講演を直にお聞きしたことがあるが、や
はり穏やかで静かな語り口の中でこうした人生哲学について自らの挫折体験も織り交ぜな
がら語られ、深い感銘を覚えたことがあり、その時のことが懐かしく思い出されてきた

-ビジネス, 社会

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