
最近、漫才や落語を聞く機会が増えてきたように思う。
大阪の北野天満宮近くに「繁昌亭」というこじんまりとした落語寄席の小屋があるが、そこで若手落語家4人の噺を聴く機会があった。
それぞれになかなかの芸を披露してくれ、時のたつのを忘れるほどであった。
観客は20~30人と少なかったが、一生懸命で汗をふきふきの熱演ぶりに好感が持てた。
古典もあれば、創作落語もあり、バラエテイーにも富んでいた。
往年の桂三枝(現文枝)や笑福亭鶴瓶ほどの人気はないが、若手らしい新鮮さに好感が持てた。
一方、漫才のほうはなかなか直に聴く機会がないが、先日テレビ番組で若手漫才師の登竜門ともいえる「MIグランプリ」をたまたま見たところ、なかなかのものであった。
芸歴15年以内の4094組が予選に参加、決勝は敗者復活を含む10組で争われた。
今年は「とろサーモン」が栄えある優勝に輝き、優勝賞金10百万円を手にした。
総勢7人の審査員の顔ぶれも多彩で、各100点、合計700点満点で採点される。
個性ある審査員のなかでも、とりわけ上沼恵美子嬢?の毒舌ぶりや感動コメントには知らない間に引き込まれていた。
このほか、オール巨人や松本人志、小朝、中川家、渡辺正行、博多大吉といった名うての審査員も加わり、時に辛辣、時に激励のコメントが後輩芸人の胸に響いたように思う。
司会の今田浩司と上戸彩の熱のこもった司会ぶりもよかった。
今年は観客席からの拍手が例年以上に多く、一部には「甘すぎる」といった指摘もあったが、その場の盛り上がりには大いに役立ち、若手芸人にとっても背中を押されている感じがしたのではなかろうか。
いずれにせよ、この「MIグランプリ」はあくまでも登竜門で、これからの成長が楽しみである。