Groundcover Consulting株式会社代表取締役社長 1942年鳥取県生まれ。
京都大学経済学部卒業、在学中は水泳部に所属。
金融系の就職を希望していなかったが、親友の付き添いで参加した日本銀行の面接で面接官に気に入られ、そのまま入行。
元来体育会系の気質のため、「勉強が得意なエリート」が多い同行の雰囲気に馴染めず、入行後14、5年目ぐらいまでは、わずか5人の地方事務所や出向など、日の当たらない部署を転々とする。
しかし、そんな中でも腐ることなく、「取引先が本当に喜ぶことは何か」「現場では何が一番大切なのか」を考え続けて行動をして実績を上げ、本店に呼び戻される。
本店勤務においては、現場経験を活かしたレポートが幹部の目に留まり、日銀内で33行しかない支店の責任者(支店長)の一人として抜擢される。
釧路支店長時代には、本店から上司を迎えて観光案内する日に、支店改修工事におけるトラブルが発生。従来の慣習を破って上司への対応を断り、トラブル対応の陣頭指揮を取るなど、長年の現場経験から学んだ「危機管理の最優先」を常に実践した。
日本初の女性副頭取の登用、若手および女性起業家向け無担保小口融資など、日本初となる取り組みを次々と手がけ、異色の銀行経営者として注目を集めた。
初の民間人1トップ体制として数々の改革を手掛ける。
特に重視したのが「危機管理のマネジメント手法」の導入。
悪い情報ほどトップに上がってくる仕組みを構築し就任1年目で管轄内の全トンネルの点検・改修を指示、実施させた。
その結果、阪神高速道路管轄内においては、点検・改修不備による大規模事故は今日まで発生していない。
日銀・西京銀行・阪神高速道路時代に蓄積した経済界・官界への膨大なネットワークや、長年の現場および経営トップの経験を武器に、ベンチャー企業を徹底支援することをミッションとしている。